Windows XP以降で動作するシェーダーモデル3.0の機能を最大限に引き出した、鉄道車両専用のシェーダーエンジンを開発しました。全長の長い車体と複雑なディティールをもつ鉄道車両はシェーダーにとって難しいデータですが、専用シェーダーエンジンによって、光と影を巧みに表現したリアルなレイアウトシーンをお楽しみいただけます。
■シャドウマップ
光源と表示するポリゴンの間の遮蔽物をシャドウマップと呼ばれるテクスチャーで判断します。光学的な影ではなく、リアルタイム用の擬似的な影ですが、リアリティが格段に向上します。シャドウマップは、利点と欠点があります。特に光源方向に対して平行になる平面は、シャドウマップの精度が極端に低下して不適切なエッジが現れます。VRM5のシェーダーエンジンは、法線シャドウマップという新開発の手法によりエッジの発生を大幅に減らしています。
■シェーディング
表面の光学的な表現をシェーディングと呼びます。VRM5のシェーダーエンジンは、通常使われる計算式をさらに改良して、塗装車体からステンレス車体まで素材の光学的な反射計算を適切に行っています。ステンレス車体の独特な輝きなど車体の質感を楽しむことができます。
■ブルーム効果
太陽光が強く当たる場所が輝いて見えるブルーム効果を組み込みました。光が輝くことでシーンに光学的な説得力が加わります。
■フォグの透明度
フォグをシェーダーエンジンですべて処理することで、透明度の設定が可能になりました。フォグの強さを任意に設定することができ、シーン表現の幅が大きく広がりました。
■全部品がハイエンドシェーダー対応に
車体の質感、影の生成などに実現するために、車両、レール、ストラクチャーなどすべてのパーツがハイエンドシェーダー対応データになりました。現代のシェーダー技術は、ポリゴンデータレベルでシェーディングを制御します。全てのポリゴンに新しいシェーディングデータを追加しています。
■メモリー効率が向上
シェーダーエンジンが完全に新しくなり、メモリー効率が大幅に改善されています。Direct3Dのロスト用バックアップを動的に管理することでメモリー効率を改善しました。ノートパソコンなどリソースに制限がある環境での安定性が向上します。





■スクリプトを使わず、ライト、ヘッドマークが簡単に
新しいワイヤーフレームビュワーは、レイヤーと連携させることでさらに便利になりました。
VRM5に収録されている可動タイプのポイントを使うことで、トングレールが分岐方向に合わせて動作します。分岐状態と見た目が一致することで、走行時のリアリティーが向上しています。