銀河標準暦00704の各勢力の状況

アル=ライラのギルド議長暗殺の報は、高位次元の高速通信にのって銀河にひろがっていった。一般には銀河の一辺境で起きた小さなニュースとして扱われたが、アル=ライラの見えざる力が及ぶ、帝国や連邦の上層部では人々に知られることなく大きな動きとして現れていた。
アル=ライラの現議長は、たぐいまれな政治手腕でギルドをまとめ上げていた。しかし、ともすると強引な方法もとったため、ギルド内部にひずみが蓄積され、議長暗殺によってギルドの均衡は崩壊の危機にあった。
銀河標準暦00704初頭は、連邦、帝国ともに数年間にわたる大規模な作戦行動のため戦力の再編に着手したばかりであった。しかし、アル=ライラの強大な経済力は、連邦、帝国も無視することはできず、均衡が失われつつあるこの時点で、この見えざる力を手に入れるために行動を起こさざる得なかった。

 

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